2020年5月18日に、創業3期目を迎えることとなった株式会社オンリーワンのこれまでとこれからについて、弊社代表である森裕亮に伺いました。
「思いの外、描いている方向に企業として成長できている」
– 創業3期目を迎えての気持ちをお聞かせください。
創業者としてこれまでの2年間を振り返ると、思いの外、描いている方向に企業として成長できていると感じています。サービス開発自体は、いくつかのビジネスモデルにチャレンジしてきたので、もちろん上手くいかないことも多少ありました。しかし、オンリーワンとして掲げている〝企業理念〟は1mmもブレることが無かったため、意思決定の方向性を明確に保った上で会社組織の代表として経営を全う出来たか否かでいえば、自信を持ってYesと答えることができます。
また、オンリーワンという企業法人の成長に3期目も代表として携われることを、純粋に嬉しく思っています。自分一人だけの力では3期目を迎えることはできませんでしたが、今後は企業法人としての成長を見据える上で、更に多くの方々からの助けが必要となると思います。
我々は一部上場企業を目指しているとはいえ、オンリーワンは上場後にイグジット(売却を通じて利益を得ること)することを目的として立ち上げた企業ではないため、オンリーワンにこれから関わりを持たれる未来のステークホルダーの皆様のためにも、どういった企業文化と組織システムを構築する必要があるべきかを3期目を迎える上での心持ちとして携えていきたいと考えています。

「上場はあくまでも手段である」
– なぜ一部上場企業を目指すのでしょうか?
最初は、会社を立ち上げる以上は「行ける所にまで行ってみたい」というシンプルな想いから、一部上場を目指し始めました。しかし、実際に事業経営を行っていく中で、徐々に一部上場を目指す本質的な意味についての明確な答えが見えてきました。
その一つには〝法人〟という法律の上では一個人として認められ、理論上では寿命のないオンリーワンという1人の企業法人が、創業者である私が寿命を迎えこの世を去った後も永続・繁栄し続けることは、創業期メンバーを含め、生きた証をこの世に残すことができるという点に繋がります。
私でなければ、私たちでなければ、この時代にオンリーワンという1人の企業法人は創り上げることができなかったはずですし、私たちが寿命を迎え、この世を去った後にもオンリーワンというある種、私たちにとっての一つの作品であり、私たちの生きていた証が、この世界に存在し続けてくれている。これ以上に嬉しいものはないと思っています。
もちろん、創業者のエゴだけで企業は育てることができません。ビジネス的な観点で言えば、社会に求められるサービスを世の中に提供することで得た利益を通じ、社員やこれからの企業成長に投資・還元をしていかなければなりません。オンリーワンとして掲げている企業理念を軸とした事業活動を全うしていくためにも、これから先のステージではさらに多くの方々のご理解とご協力が必要となってきます。
今後オンリーワンでは、事業活動における利益と投資家の方々の支援の両輪が揃って、社会的に信用を得られる企業体制が数年スパンの内に構築されていくと考えています。前述した内容も踏まえ、私が退いた後も社会の公器としてオンリーワンが発展するためには、一部上場はあくまで企業としての成長過程のワンステップでしかありません。
オンリーワンの生み出す人々の生活に深く根差したスポーツサービスや製品が、世界中の方々のスポーツライフを一層上質なものにできるよう、一部上場する信用企業として社会に支えられ、そしてその信用に応える形で社会に貢献できる企業へとオンリーワンを成長させていくことが、10年ほど未来までを見据えた私の人生のミッションでもあります。
「日本のみならず世界に誇れる企業へ」
– 最後にこれからの想いについてお聞かせください。
これまでの2年間を振り返ると、もしあそこで決断を間違えていたら、恐らく会社が潰れていたと思う出来事もいくつか思い浮かびます。3期目を迎えることで決断の数や思考量も益々に増える一方だと思いますが、再定義化された企業理念を意思決定の軸とした上で、市場や共に働く仲間、そして指導していただける方々のアドバイスにも、素直なこころで耳を傾けていきたいと思います。
そして、2030年までに一部上場を果たすことで、社会に一層大きく貢献できるよう企業としての器を拡げ、日本のみならず世界に誇れる企業へと成長していきたいと思います。
改めまして、株式会社オンリーワンが創業3期目を迎えられたことを嬉しく思うと同時に、ここに至るまでに支えて下った多くの方々に感謝を申し上げたいと思います。今後もオンリーワンが社会の公器として成長していくために、企業理念を指針に〝世界最高のスポーツカンパニー〟を目指し、事業活動に取り組んでいきたいと思います。
皆様、弊社オンリーワンとメンバー達を引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
株式会社オンリーワン 代表取締役CEO
森裕亮